マンガ喫茶漫遊堂店長の日記

京都市内(西院・高野)で営業するマンガ喫茶漫遊堂店長のブログです。

るくるく


近畿地方が入梅してはや一週間、しかして京都では雨の降る気配はいまだなく、初夏のような気分のよい日々が続いております。こんな調子のままで梅雨明けすればなおうれしいのですけれど、きっとそうわけにはいかないでしょうね。

今回お勧めする漫画はこちら、あさりよしとお作「るくるく」です。

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あさりよしとおという漫画家さん、彼の作品に私が出会ったのはかれこれ十二三年も前のこと。当時こそ少々賢めな雰囲気をかもし出す小学生だった私は、なんだか勉強になりそうな本をいつも読んでる嫌味なタイプでした(今ではそんな面影はもうどこにも残っていませんが)。そんな私の愛読する雑誌のひとつが、学研の「五年生の科学」という月刊誌で、そこにあさりよしとお作「まんがサイエンス」が連載されていたのです。

「まんがサイエンス」は子供のやらかい脳味噌にもわかりやすく、最新の見地から考察した理化学のあれこれを解説してくれる素敵な漫画でした(特にロケットを作る話は必見です)ので、当時の私はたいへんのめりこんだものなのですけれど、年を重ねていよいよ文科系に進学してしまうと、そんなあさりよしとお作品からはだんだんと離れてゆくこととなりました。

しかし! そんなある日に出会いましたのが、「るくるく」です。悪魔っ子が突然お供な雰囲気の連中といっしょに、普通の中学生の家へ押しかけてくる。という、まあ出入り鼻は恐ろしくありがちな風の漫画なのですけれど、第一話の段階でまず、主人公の父親は斬殺死体になっていますし、母親は父の博打狂いに愛想をつかして出て行ってしまっています。そう聞くとなんだかヘビーなシナリオを想像してしまいますが、イラストは表紙にあるようなファンシーきわまるもので、緊張感はさっぱりありません(笑顔の小学生たちが青酸ガスを調合してしまう「まんがサイエンス」にそのあたりは近いですね)。

とかくに独特の雰囲気のこの漫画、ぜひともご一読かないますれば、あさりよしとお漫画の世界に魅了されること間違いなしです。以上、漫遊堂高野店スタッフでした。
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